かのでぃー備忘録

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#ハロプロ歌詞写経 第9回 今だからわかる「あぁ やっと 会えたね」ー中央改札ー

本日の楽曲「中央改札」松浦亜弥(2009)

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本日も非つんく♂曲です。作詞は久保田洋司さん。

 

・待ち合わせ場所は あのころと同じ 中央改札 柱の前

・あのころと同じ 「早く着いたよ」と あなたからのメール

導入としては、簡単には彼との再会の直前。「私」は地下鉄に乗って、待ち合わせの駅へ向かっている。

 


・あれは ずっと前 そこであなたを見送り いつか こんなにも 時は流れていました

彼とはどのくらい会えてないのでしょうか…「ずっと前」だから3年くらいは経っているのでしょうか。1年とかだとまだ記憶が新鮮なので。

 


・ほら 覚えてますか 次に会えるまでに私は きっと 強くなってる そう言ったこと あぁやっと 会えるね

彼を見送ったときに、私は「きっと強くなってる」と伝えた…そのくらい長い別れになると分かっていた。だからこと「あぁ やっと 会えるね」と嬉しくてたまらない。

 


・いつともわからず 待っていることは そのままほどけて しまいそうで

ここで、彼とはどれだけ長く離れているのかが分かります。彼は恐らく単身赴任となったのでしょう。きっと行き先は海外。大阪とか札幌とか、国内だったらまだ会いにいく術があるので、すぐ会えないような場所にいるのでしょう。

 


・結び目を一つ 確かな約束 やっぱり 嬉しいよ

でも彼はメールか電話で、私を離さないと言ってくれていた。きっと毎日のように言ってくれていたんじゃないかな…だからこその「確かな約束」

 


・あれは ずっと前 初めて肩を抱かれて こんな ぬくもりが この世にあると知ったの

彼は「私」にとって初彼、あるいは今までで一番長い彼だったのかな。

 


・ほら 覚えてますか あの坂道 上ったら海が でも 私たち今 本当にまた 会ってもいいのですか?

で、「私」は思い出の海に行くんです。きっと一人で。あまりにも会えてなさすぎて、「本当にまた 会ってもいいのですか?」と不安にさえ思ってしまう。このシーンの場所ってどこなんだろう…と考えてしまいます。知見がなくて、パッとこことは言えないのですが。鎌倉高校前とか七里ヶ浜の辺りに似てると思ったら、あそこは坂道下ったら海、でしたね。

 


・ほら 覚えてますか 次に会えるまでに私は きっと 強くなってる そう言ったけど 言ったけど

シーンは再び地下鉄の中へ。「きっと 強くなってる」と言ったけれども、本当に強くなれたかな…。例え強くなれてなくても、弱かったとしても許してほしいという、待ち合わせ直前のドキドキ。

 


・今 地下鉄を下り エスカレーター 中央改札 あの柱にもたれ 立つ横顔 あぁ やっと 会えたね

そしてついに、約束の中央改札で彼との再会…というエンディングです。彼と待ち合わせた駅はどこだろう…パッと思いつくのは飯田橋駅なのですが。数多ある各地の「中央改札」で、それぞれの再会のシーンが思い描かれているはず。

 


純なラヴソングとしても本当に素敵なストーリーなのですが、この接触減が求められたコロナ禍の今、また違った意味でも捉えられるかなとも感じました。これが家族、友人、同級生…色んな人に当てはめられるかと思います。「いつともわからず 待っていること」しか出来なかった時期を乗り越えたからこそ、会えた時の「あぁ やっと 会えたね」とホロリしてしまうような。今だからこそ読み返したい歌詞です。