#ハロプロ歌詞写経 第29回 実は深夜の孤独な誓い?ー桜チラリー
・スキになるの 怖いなんて 始まりの頃はね… だけどあなた 全部全部 受け止めてもくれた
・たとえ今は分からない ことがあるとしても 笑える日が来るんだから
春らしい「始まり」を歌った曲ですが、その苦さや怖さを歌うAメロです。それが恋でも仕事でも学校でも、始まりは苦く怖い。でもいつかは「笑える日が来るんだから」。℃-uteにとってもメジャーデビューの「始まり」の曲。ここで「全部全部 受け止めてもくれた」その「あなた」は、つんく?マネージャー?メンバーから見たらファンだし、ファンから見たらメンバー、という撮り方もアリか?
・桜チラリ 見上げれば 美しい 夜空に溶けてゆく 私たちは いつまでも 手をつなぐ かわいい恋をする
春の曲、といえど、この「私」が今見えている光景は夜空なのです。それで、一人でいるのではないかなと。夜の帰り道で桜が舞っている。そこで「かわいい恋をする」と私の中で心に決める。1日の終わりでクタクタなのか、それともデートの帰りかで、その決心のニュアンスが変わってくると思います。
・夢を見たわ あなたの夢 つれなくしないでよ ちょっとばかし やつあたりね 夢の話なのに…
夜道で決心した「私」が、その晩に夢をみる。その中でちょっと「あなた」がつれなくしてくる。夢の中でやつ当たってる。
・とにもかくにも明日まで 会えない現実 切ないけど幸せです
それで夢に起こされてしまって、深夜にアレコレ考えてる。明日まで会えない寂しさ、でも明日に会える幸せ。
・桜チラリ 涙など 似合わない このまま抱きしめて 桜チラリ いつまでも すぐそばで あなたを見ていたい
でも明日まで待ってないで、本当は今すぐにでも側に居て欲しい。深夜の独りの寂しさが、分からないなりの「始まり」の苦さや怖さを掻き立てしまっているのでしょう。こんなに明るい春の曲なのに、根底は深夜の孤独…?と思ったら、元々は「雪がチラリ」という歌詞だったそうで。それだと辻褄が合うかも!