かのでぃー備忘録

ハロヲタのひとりごと。Twitter→@kanodi_

#ハロプロ歌詞写経 第3回 好きな道、自分で探してー可能性の道ー

本日の楽曲「可能性の道」松浦亜弥(2004)

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・どんなに がんばってたって 多分 寂しい夜もある

・どんなに いい子にしてても 多分 恋しい時期もある

この2文から「がんばること」「いい子にすること」は、孤独と隣り合わせなんじゃないかと。「がんばる」ことは一過性だから「夜」と対応するし、「いい子にする」ことは長期的なことだから「時期」と対応する。優等生な子は周りにも褒められて羨ましがられるけど、本当は寂しいときだってある、みたいな。

 


・地球は丸いと 辞書にはあるけど 実際に見たわけ ないんだから わかんないね

本当に地球は丸いのか?広く共通認識としてはあるけど、それは宇宙飛行士とか、衛星とかが撮った写真で見ているから。自分で見たわけでない「未知」であるということ。

 


・どんなに 説明したって 無論 ゆがむ時もある

・どんなに いい天気だって 無論 続くこともある

サビは後ほど見ていくのであえて2番へ。ここで注目したいのは「無論」の使い分け。改めて「無論」の意味を引くと「言うまでもなく・もちろん」という意。「どんなに説明してもゆがむ」ような理不尽、がんばっても報われないことも「無論」起こる。対して「どんなにいい天気も続く」ような良い事、さわやかで気持ちがいいことも「無論」起こる。

 


・恋をしているから 乙女と呼ぶのか 乙女だからこそ 恋するのか 年齢じゃないね

ここでも言葉の対比を問うています。「乙女」というと夢見る少女、と個人的にイメージはしてしまうのですが、そうではない。いつでも乙女の心を持っていれば恋をする。40代、50代、極論80代だって「乙女」にはなれる。

 


・信じて歩こう そうここまで来た 自分の道を 好きな事しよう ゆっくり 準備を済ませて

まず「ここまで来た 自分の道」で過去を振り返らせる。その過去を糧に「好きな事しよう」。そして「ゆっくり 準備を済ませて」、「未知」を「信じて歩く」。でもゆっくり、焦らず。

 


・信じて歩こう そう自分の道 自分で探して 好きな道行こう まだ見ぬ 可能性の道

1番サビでありラスト転調後のサビ歌詞でもあるここで、可能性の「未知」「道」であると答え合わせができます。当然ながら明日も明後日も、1年後も100年後も、読めるわけではない「未知」。けどこの先は色んな「道」があるし、それを自分で探して進むことができる。まだ高校生だったあややに書いた曲。オリジナルで聴くと、このサビの部分でインストがキラキラ~ってなるんです。この先もキラキラした「未知」=「道」はある。という、つんく♂からのさり気無いメッセージです。