かのでぃー備忘録

ハロヲタのひとりごと。Twitter→@kanodi_

#ハロプロ歌詞写経 第1回 全てを見てきた「太陽」ー愛あらばIT’S ALL RIGHTー

本日より新連載。載せること想定していなかったので、文字も下手っぴだしメモも汚いし、写真直撮りというアナログな方法ですが、お付き合いいただけますと幸いです。

 

本日の楽曲「愛あらばIT'S ALL RIGHT」モーニング娘。(2004)

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まず大前提で「IT'S ALL RIGHT」=「大丈夫」。“愛があれば大丈夫〜”なんて曲もありましたね、そういえば。冒頭の部分だけ大文字なので、タイトルを強いメッセージとして作品が始まります。

 

・得意なことよりも 好きなことが良い その場の勝利よりも 本当にすごくなろう

「得意なこと」より「好きなこと」のほうが心身の深いところに染み付いているもの、の印象があります。例えば、日本史の試験があったとする。それがただ単に詰めて覚えて一回100点取って嬉しいより、次の分野も習うのが楽しくて継続して100点取れた方が凄いよね、という話かなと思います。

 

・「恋」は時に苦しい 「愛する」って尊い 全てを重んじて 太陽を浴びよう

恋や愛って楽しいはずなのに、時に苦しくなる。喧嘩しちゃって苦しいとか、好きすぎて苦しいとか、苦しいの度合いは人それぞれかと。でもそんな苦しさも含めて恋愛だから、それを許していく。それも青春であり人生、なのだろう。ここでこの曲の主人公「太陽」が登場します。

 

・そうさ 時代はそれぞれいっぱい〜感謝がみなぎる

太陽が登場して話がいきなりマクロスケールに飛ぶ。恋愛の苦しさ、その場の勝利…これらは一瞬でしかなくて、長い目で見ればもっと困難も喜びを時代は乗り越えてきた。今の一瞬の恋愛も勉強困難も喜びも、先祖の人々が作り上げた「過去」があるから体験できている。

 

・初恋をしたとき〜震えちゃった瞬間

「愛」の歌だけど、具体的な恋愛の描写ってここだけなんですよね。ここで引き合いに出される「初恋」。これも「今」直面している初めての経験であり、乗り越えるから次の恋もある。そうやって先祖の人も乗り越えてきた。初恋だからどうしていいか分からないけど、先祖の人も分からないなりに初恋をした。つんく♂がよく言わんとしてる「誰もが人生の初心者」がここでも読み取れる。亀井絵里さんの名パート「今までで一番」は初恋感出てて良いですよね。

 

・悩みが消えなくて 涙流したり 言葉取り違えて 誤解招いたり

これはストレートに「あるわ〜」な現実。これもまた「今」直面する一瞬の出来事。2番は歌っているメンバーに向けてのメッセージなのかな。というのも…

 

・でも正直に生きてりゃいっぱい 感動に出会うさ

ここ高橋愛ちゃんが歌ってます。これもストレートには「いいこと言う!」という感じなのですが、この当時の愛ちゃんが「5期は先輩や6期よりキャラが無く悩んでいた。宝塚を受けるために卒業も考えていた」と愛ちゃんの20周年記念本(「AI VERSARY」)で語っていて、その時に与えられた歌詞と思うと聴こえが変わってくる。何を思ってつんくがこのパートを与えたかと考えると…!

 

・だって今日は今日でまた新しい とっても自然な親切に 出会えたわけだし

「自然な親切」って何よ?となるのですが、個人的には、会釈とかコンビニのレジとかそういう些細な親切なのかな、と見ています。

 

・愛あらばIt's all right 太陽は全てをお見通しさ

ここからはこの歌詞の繰り返しです。ここまで語られた「その場の勝利」「恋の苦しさ」「愛の尊さ」「悩みの涙」「自然な親切」…全て歌詞の主人公「太陽」は見てきた。そりゃ太陽は何光年という単位で世界を見てきているわけで、太陽に言わせれば今の悩みなんて超超小さいもの。だから怖がらず「こだわって」「本当にすごくなって」「踏み出せ」!という最高のラストで曲が終わるのです。吉澤ひとみさん唯一のソロパート「そうさ皆さんIt's all right」で、その背中をボンと押してくれる。そのくらいカジュアルに色々やってみなよ!というメッセージ、この連載の一曲目に選んだ意味でもあります。

 

と、お試しで書いてみましたが、長くなってしまってびっくりしています。ただその分、写経をしてみて初めて分かる情景や感情があるもんだなと知った次第です。ここからいろんな歌詞を写経して行きます。どんな感情にさせられるか、ワクワクです。