かのでぃー備忘録

ハロヲタのひとりごと。Twitter→@kanodi_

自粛期間中の正直な心情と、個人的に思うこの期間の捉え方

こういう時だからこそ、今何が起きているのか、ありのままに記録しておくことが大切かなと感じ、書いてみようと思います。

 

今、新型コロナウイルスという謎の感染症が流行している。治療法や感染経路が分からないというので、世界的なパンデミックとなってしまった。

 

中国・武漢で流行し出したのが1月下旬。当時は何のこっちゃ分からず、ヘラヘラと考えていた。「アイドルイベントとか影響するんですかね?」「まあ大丈夫なんじゃないですか?w」みたいな会話をした記憶もある。

 

それから2月〜3月と過ぎていくうちに、世界的に情勢が悪化していく。クルーズ船の集団感染が取り上げられてから、日本でもいよいよヤバいぞという空気に変わっていった気がする。

トドメを刺したのが、大スター・志村けんのコロナによる死だった。僕も流石に恐怖で身が震えた。同時に日本人が総じて危機感を持った瞬間だった。

マスクが品薄になった。なぜかティッシュペーパーやトイレットペーパーも品薄になっている(デマ発祥らしい)。ドラッグストアには毎朝のようにマスク待ちの行列が出来ている。マスクが入っても一箱ウン千円とかいうハイパーインフレになっている。

 

そして緊急事態宣言が出された。日本史上初らしい。間違いなく後世に語り継がれる出来事になってしまった。まさに今、教科書の中を生きている感覚だ。

5/6までの間、出来る限り外出を避ける指示が出された。人との接触を避けるべく「3密」の回避や「ソーシャルディスタンス」(感染が防げるとされる、2m以上の間隔を空ける)の協力が求められた。

 

 

ここからは個人的に身の回りで変わったことを書いていく。

まず仕事は時間短縮になった。朝もゆっくりできるようになった。残業するな!という動きにもなった。めんどくさい飲み会も無くなった。日の高いうちに帰って、夕方のニュースを見ながらのんびり夕飯を食べる、そんな生活ができるようになった。その分仕事の時間が短くなったので、いかに効率的に仕事を片せるかを学ぶチャンスかな、とも感じる。それが意外と出来ちゃうから、今までいかにダラダラやっていたかとか反省も見つけられた。

 

ギュウギュウの満員電車も解消された。テレワークや時差出勤が推奨されて、純に外出する人が減ったからだ。満員電車で朝から疲れ果てて、帰りもギュウギュウで抜け殻になって帰宅する生活が無くなった。換気のために電車の窓も開けられるようになって、今の時期はトロッコ列車みたいに空気が心地良い。また真夏や真冬になったら評価変わりそうだけども。通勤環境が変わっただけでも、びっくりするくらいストレスフリーになった。

飲食店も店内滞留を避けるべく、テイクアウトを充実させる流れが出来た。今やウーバーイーツの宅配が町中を走り回っている。採算とかいろいろあると思うけど、今まで雰囲気的に入りにくかった店の料理が気軽に味わえるようになった。混雑した店内で肩身を狭くしながら忙しく食事することも無くなった。

コンビニのレジでビニールの簡易パーテーションが置かれたり、会計待ちの列の間隔が広がったりした。

満員電車も、混雑した飲食店も、コンビニも、あまりにも多くの不特定多数と接さなければならない、息苦しい環境に居たことに気づく。僕自身も都内勤めを始めてから、人疲れする事が多かった。東京に行く以上は仕方ないことだと思っていた。それも今の環境になってからそんなストレスも感じなくなったので、東京に居ても超快適に過ごせている。

 

アイドルイベントも全て中止になった。カラオケもヲタ飲みも出来なくなった。アイドルに限らず、いろいろな芸能・スポーツイベントが無くなってしまった。最初はすごく悔しかったけど、ゼロになった辺りで全て納得できたように感じる。

ただそういう状況になったからこそ、「ギャグリレー」や星野源の「うちで踊ろう」等、家からでもエンターテイメントを発信する流れが今起きている。アイドルは配信でライブをやったり、ただお喋りしたり、工夫した動画を載せたりしている。僕自身も遠征するしかなかったグループのライブを観れるようになったり、棚ぼた的展開が起きたのがすごく嬉しかった。自粛期間が明けたらここ行きたいとか、あのライブで燃え尽きたいとか、そういうワクワク感もある。それに向けて、みたいにフリコピを進めてみたりもしてる。あとは暫く見てなかったDVD見返したり、新しい音楽に手を出してみたり。自分自身を確かめる、そんな時間にもなっている。

 

アイドルさんとしても、今までに無く休める期間だと思うので、どうか穏やかに、のんびりゆっくり過ごしてほしい。身体は資本なのでね。この間にスキル磨いたり、パワーアップしてまた会えたらいいな。

こちらも採算とかいろいろあると思うけども、手軽に観れる今がアイドルを知ってもらえるチャンス。数多あるアイドルの皆さんが一人でも多く見つかることを願っています。

 

そろそろ結びとして、個人的に感じた自粛期間の捉え方をまとめてみます。

・『今』を生きること。

「コロナになるかもしれない」という恐怖が世界中に蔓延しています。でも実際なるかなんて誰も分からない。自粛がいつまで長引くかも分からない。こういう『ありもしない未来』への不安(予期不安)が、精神疾患で一番苦しい要因でもあります。

明日があるなんて分からない。だからこそ『今日』という一日を精一杯生きることが大切。足元見ながらの、精一杯の『今』を素敵に生きましょう。

・『自分自身のために』生きること。

例えば「『他人に』移してはいけない」という考えには「『自分自身が』かからない」という大前提がある。他人の心配をするより、まずは自分の健康を守ること。今まで以上に人と接することのできない今だからこそ、『自分自身を』改めて見つめ、守り、磨き、確かめていきましょう。

・『できること』を見つけること。

一時の「あれもダメ、これもダメ」みたいな風潮から「あれもOK、これもOK」という流れに変えられて本当によかった。先述した芸能人の発信も含め、家にいながら各々が『できること』を見つけていきましょう。

 

→『今』『自分自身のために』『できること』

各々が見つけて、この期間を少しでも明るく過ごせたらいいな、と感じます。