かのでぃー備忘録

ハロヲタのひとりごと。Twitter→@kanodi_

モーニング娘。'16 コンサートツアー春 〜EMOTION IN MOTION〜 鈴木香音卒業スペシャル@日本武道館 感想

香音ちゃんの卒コンのことを、気持ちが新鮮なうちに書きます。
いつもはレポとしてMCがどうだったとか書きますが、今回ばかりは感想という形で、ずらずらと書かせてください。


2月に卒業の発表があってから、ずっと実感が湧かないまま、3月・4月と過ぎていました。
5月、いよいよラストスパートの月に入ってもあまり変わらず。あと31日…とか言われても、遠く先のことのように思えました。
5月11日の新曲リリース日、サンシャインシティ噴水広場でのリリイベに出向きました。そこで香音ちゃんの姿を見たとき、やっと実感が湧いてきました。地に足がついたような、そんな気持ちになれました。
27日にはFCイベで、香音ちゃんの姿を観ることもできました。


そして、5月31日。
この日が来たんだな、と。
遠い先だと思ってたのに…。

この日は、初参戦のときのヲタTを着て行くとずっと前から決めてました。
これに袖を通すのは最後かな…?
ヲタTを着ることすらしみじみ来る、不思議な日です。

武道館に着いた瞬間、言葉に表せない入り混じった気持ちがこみ上げてきました。ああ、いよいよか…。

実は武道館でライヴ観るのは初めてだったのですが、色々とカルチャーショックを受けました。グッズ列クッソ長え!とか、物販窓口が多い!とかw

珍しく開場直後に中に入って、自分の席で開演を待っていました。いつもなら30分前に入っても退屈に感じる開演までの時間も、この日は全然退屈じゃなかった。大きなワクワクした気持ちと僅かな寂しい気持ちを抱きながら、開演を待っていました。

こぶし・つばきのOAもありました。おへそ住人としては、OAこそ本編だ!なんて思いたいですが…この日はそんなことは微塵にも感じませんでした。ただし、この時点で汗がジワリと…w

最初は『One・Two ・Three』から始まり、2曲目が『愛の軍団』という流れ。初めて観に行った2013年の秋ツアーでも、同じ2曲目という位置でした。あの時のことを思い出させるようで…自分はここで目が潤みました。
その次の『恋愛ハンター』はヲタ復帰のきっかけの曲。その次の『恋レボ』はモーヲタになるきっかけの曲。
最初の4曲は前述のツアーでもやった曲ですが、何もわかってなかった当時は棒立ちで観ていました。あの時、ヲタがヲイヲイしたりフリコピしたりする光景を見て、自分もこういう風になりたい!この中に混ざりたい!と思ったんです。
そんなことも思い出しつつ、今回はたくさんヲイヲイしたりフリコピしたりできて…。あの時より何百倍も楽しかった。
おかげでこの時点で汗がタラタラ。率直に思ったのは、「早く水が飲みたい」ということですw

確かにこの日はいつもと違って、自分にとても気合が入ってたように思えます。いつもはやらないのに「かのん〜↑」と叫んでみたりw
自分の中のリミットが大きく外れた、ある意味狂ってた日だったと思う。
この日も、何回も曲中で「かのん」コールをしました。今日で最後だ…とか特段思わなかったし、いつも通りにやっただけ。
ただ、いつも以上に大きな声を出してるな、自分とは思ってましたw

前半に『声』『YAH! 愛したい』『愛して 愛して 後一分』などなど、この曲やりますか〜なんて曲が連発したのは、個人的にも嬉しかったポイント。
そんな中、9期の3人で歌った『乙女のタイミング』。この日に歌ってほしいなぁと思ってた一つだったので、イントロが流れたときから目が潤みました。大好きで、大好きで、大好きすぎて…。

最近の恒例となった、舞美からの手紙。手紙の朗読を聴きながらなんか共通点あったかな…と思ってましたが、お互いいっぱい食べる方でしたねw
鞘師からの手紙もあって、なんだかんだ9期は仲良しだなぁと。

9期3人でのMCも笑いっぱなしでした。
「トイレに行く」とか、後に「下ネタ言い合う」とか…アイドル的に完全NGな話もありました。それもなんだか、アイドルという皮が剥がれてだんだん普通の女の子に戻ってゆく、過渡期のような気がして。
…考えすぎかな?w
元々NG無しアイドルだもんね!w

メドレーや後半の畳み掛けも楽しかったです。『モーニングカレー』とか『OK YEAH!」とか『みかん』とか…やっぱり現場でやってこそ、ですねw

本編ラストは、香音ちゃんのセンター曲『Oh my wish!』で締めるという激アツっぷり!
全力でコールして、全力でフリコピしました。

会場の全てが緑に染まり、沸き起こる「かのん」コール。いつも控えめにしかアンコールしないんですが、この日は全力でコールしました。喉を痛めようと声が出なくなろうとどうでもいい。そんな気持ちさえ生まれるくらい、これまでになく大声でコールしました。

ドレスを着た香音ちゃんは、とても輝いていました。ドレスには香音ちゃんが大好きな向日葵がたくさんあしらわれていました。髪型も、香音ちゃんの象徴ともいうべきポニーテールでしたし、大好きなものに包まれた香音ちゃんは、いつも以上に幸せそうに見えました。
手紙を読む姿…今まで先輩たちがやってきた恒例行事、ついに香音ちゃんの番が来たんだなぁと、この日に一番卒業を実感した瞬間です。
香音ちゃんが最後に一人で歌ったのは『Never Forget』。モーニング娘。としても、卒コンで歌うのは歴代で4人目です。
緑の会場に包まれて、素敵なドレスに包まれて一人で歌う香音ちゃんの背中は、大きいようで、小さいようで…ただただ、立派だった。きっとまた会えるよね、きっと笑い合えるね…。また目が潤んだ瞬間でした。

卒業セレモニーでは、ほとんどのメンバーが泣いてました。最近は、笑顔で送り出そう!なんて風潮になっていただけあって、久々の卒コンらしい卒コンだなと感じました。
これだけ涙を流すというのは、香音ちゃんがいかに良い子だったかというのを象徴するシーンだったと思うのです。全員印象に残るようなことを言っていたけど、まりあの凱旋コンサートの話とか、小田ちゃんの話とか、あゆみんの"笑顔の連鎖"の話とか…香音ちゃんの人柄が表れたコメントだったと思います。そんなメンバーを見る香音ちゃんは、お母さんのように温かな目をしていました。
9期の二人も、飾らずに想いを伝えていました。いつも通り元気に言葉をかける生田、ボロボロに泣いちゃうフクちゃん。そんな二人を見る香音ちゃんは、妹のように少し甘えた目をしていました。

そんな中で始まった『泡沫サタデーナイト!』。正直気持ちの整理がつかないままだったので、惰性みたいな感じでフリコピしてましたw
楽しみにしてた曲だし、また今度観る機会があれば、その時は全力で楽しもうと思います!

オーラスは『愛あらば』。噂には聞いていた、Bメロのあのコールが出来る曲。よし、やったるぞ!そんな気持ちでいました。
いよいよBメロの香音ちゃんパート。「か」までは言いました。しかし…あまりにも大きすぎるコールを聴いて、堰を切ったように涙が溢れてきました。曲が終わるまで、曲が終わっても、ずっと涙が止まらなかった。きっと良い顔をして、良い歌を歌ってたんだと思うけど、涙で何も見えなかった。
でも、後悔とかはありません。悲しいとか、そういう想いが強かったわけでもなかったと思う。ただ感情が揺さぶられて起きた、幸せな涙を流せて、むしろ嬉しい気持ちです。

Wアンコールで、香音ちゃんはマイクを通さずに「だいすきー!」と叫びました。その後、「ありがとうございました!!」と続けて叫びました。その声は、とてもはっきりと聴こえました。

香音ちゃんが捌けて、沸き起こる「かのーん最高!」「おつかのん!」コール。自分も気持ちの赴くままに叫びました。これまでにない大きな声で。
武道館を出たときに感じた冷たい風は、少し切なかった。でも、楽しかった、やり切ったという気持ちのほうが圧倒的に大きかった。これまでにない清々しい気持ちで、会場を後にしました。


家に帰って片付けをしたとき。リストバンドとか、タオルとか、使うことも無いかもなぁ…としみじみ。ヲタTも初めて着たときは嬉しかったなぁとか、色んなとこに着ていったなぁとか、今まで思いもしなかったのに、ふと思い出が蘇ってきました。


2016年5月31日。この日を、きっと忘れることはできないと思います。きっと死ぬまで覚えているんだと思います。
この日に武道館に行けたこと、あの緑の海の一つになれたこと、大好きな大好きな香音ちゃんの卒業を見送れたこと。本当に、幸せすぎる経験だと思います。
こんな幸せなこと、この先にあるのかな…。そう思うくらい、幸せだった。

香音ちゃんも、一人の女の子として、今日からまた新しい日々を過ごしていくわけです。
香音ちゃんも同じ空を見てるのかな、同じ風を感じてるのかな、美味しいもの食べたかな…。そんなことを思ったら、なんだか嬉しい気持ちになれました。

きっと、香音ちゃんも楽しい日々を送っているんだろうなあ。
そう思うと、自分も楽しく生きて行けそうに感じるんです。

だから、ずっと香音ちゃんのことを大好きでいます。ずっとずっと、大好きです!

これからもよろしくね、香音ちゃん!